亀田 昌子 介護士 主任

亀田さんKV

荷物の仕分けから人生の伴走へ、見つけた本当の喜び。

亀田さん仕事中

母が教えてくれた新たな道

幼い頃からお年寄りが身近な存在だった私の前職は、大手運送会社で荷物の仕分け作業です。掛け持ちで高齢者住宅の厨房や清掃の仕事もしており、人と直接関わる仕事にどこか精神的な癒しを感じていました。そんな折、母の介護が必要になったことが大きな転機となります。母のために何かできることはないかと模索する中で、介護について深く学びたいという思いが芽生えました。これをきっかけに介護のスクールへ通い始め、新たな一歩を踏み出すことになります。
スクールからのご紹介で現在の病院に近い事業所の存在を知り、不安もありましたが人の役に立ちたいという思いと、専門的な知識や技術を学べるという期待から飛び込む決断をしました。入職以来、多くの方々との出会いを通して、日々学びと成長を実感しています。
亀田さんインタビュー

会いたかった、その言葉の温もり

体調を崩して1ヶ月ほどお休みをいただいた後、復帰した際にはご入居者様から「会いたかった」と声をかけていただき、その笑顔を見た時、職場復帰を迷っていた気持ちが吹っ切れました。顔を見るなり「うんうん」と頷いてくださる方もいて、本当に嬉しかったです。以前担当したご入居者様のご家族から、最期の時に感謝の言葉をいただいた経験は、私の仕事観を大きく変えるものでした。たとえ寝たきりの方であっても、その方らしく過ごせるようお手伝いすることの大切さを実感し、一人ひとりの気持ちに寄り添いたいと強く思うようになりました。
職場の仲間たちは温かく、仲が良いのが自慢です。この温かい仲間の存在も、再び頑張ろうと思える大きな理由の一つです。夜勤の際にはご入居者様とじっくりお話できる時間もあり、何気ない会話の中にもたくさんの喜びを感じています。